
この記事では、「メルカリの手数料は高い」と言われるが、実際はどうなのか?を考えたものです。
メルカリを利用させてもらい始めてから、もはや5年ほど経つ事かと思います。
ちまちまと読まなくなった本や使わなくなったものを断捨離していたのですが、この2~3ヶ月ほどで月100件近くの取引をするほどまでに変わりました。
さて、そんな私ですが、メルカリの手数料を高いと思ったことがあるかというとそうでもありません。

公式の質問コーナー【メルカリボックス】には、「なんで手数料がこんなに高いの?」といったコメントが多数寄せられており、googleのトップには同じような検索結果がずらりと並んでいます。
個人的にはこれをみて、(そもそも無料で出品できてることを忘れてないか?)と思っています
3大フリマアプリのコストを比較

メルカリの手数料といえば、販売価格の10%。
一方、ラクマは3.5%、Yahooフリマは同じく10%となっているのが現状。
手数料率だけ見るとラクマで出品活動するのがよさそうに見えますが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、代表的な発送方法を例にとります。
各アプリを比較するため、簡単に表を作ってみましたのでご覧ください。

この表を見る限り、大きな違いが見受けられるのは3ヵ所。
- ラクマの販売手数料だけ3.5%!!
- ヤマトの宅急便コンパクトはラクマだけ高い!!
- ゆうパケットプラスはメルカリだけだ!!
「確かに、メルカリの手数料はラクマと比較すると高いようですね。それでは、みなさんラクマを使いましょうね。」とはならないですよね。
なぜかというと、ラクマは未成年が基本的に利用できなかったり、もともと女性向けで男性も使えるようになったのはつい最近のことだったりするからです。
実際に販売をしていると、クレジットカードを持っていないとみられる若い層の購入者は少なくありません。彼/彼女らは、購入の際にコンビニ決済を選択するのが大きな特徴です。
例えば、下記2つのケースを比較してみましょう
- 細長い化粧品(200mlとか400mlとか…)を発送するケース①:専用BOX
- 専用ボックスに入らない化粧品を発送するケース②:60㎝以上の箱
計算結果としてはこちらの画像のようになるのですが、ラクマと他の2つの差はおよそ200~300円程度ということが分かります。

この200~300円の差をどう捉えるかは人それぞれですが、1つ明らかなのは「販売価格が高くなればなるほど、ラクマでの出品がオトク」になることです。
これこそ、メルカリの手数料は高いと言われる理由ですね。
正しい声は恐らく、「こんなにいい仕組みだからいちばん使いたいアプリなのに、これに限ってなんでこんなに高いの?」といったところでしょう…
それでもメルカリを選ぶ理由って何?
メルカリの利点としては匿名配送が挙げられます。
運悪く返品が発生した場合には、結局お互いの住所と名前を明かすことにはなるのですが、メルカリが支持される理由はここにあるのではないかと個人的には感じています。
シンプルに、他とは違う仕組みだからです。
2019年のニールセン調査では、メルカリのユーザー数が2216万人に対し、ラクマが1115万人という結果が出ています(yahooは不明)。
ユーザー数が多い場所に出品するのが自然ですよね。
ラクマも、ユーザー数がメルカリと並ぶ規模に近づくにつれて徐々に販売手数料を10%に引き上げていくのでは?
筆者としましては、
一概に手数料だけで販売する場所を決めるのはもったいないかと思います。