
この記事は『全然貯金ができない…なんで?どうしたらいいの?』という人に向けたものです。
貯金をしてこなかった人にとって、貯金を始めるのがストレスになるのは間違いないでしょう。
自分の収入をすべて消費に回すことで保たれた生活水準を落とすのは簡単ではないかと思います。
例えば、今からその部屋より安い部屋に引っ越しできますか?
❏私たちが貯金できない理由は?

私たちが貯金できない理由は、無くてもいいものにお金を使っているからです。
穴の開いた袋から水がちょろちょろと漏れているかのように、お金が流れ出ていってるような感覚。
『私はこれがなきゃダメだ』という思い込みがそういった出費を助長していることもあります。
毎日のように届く新聞も、音楽のサブスクも、ひいてはスマホ代や家賃も『必要なのか?』とたまに振り返ってみることで、出費を改善できるはずです。
自分の出費がいくらなのかすら分からない人も少なくないのではないでしょうか?
いくら使って、いくら残す、これをベースに行動し、その範囲で『自分を幸せにするツボ』を探していくしかありません。
それまでお金を費やしていたものって、案外必要なかったのかも?という感覚を覚える日は、そう遠くないかもしれないですね。
近頃はスーパーのスイーツも値段の割においしくなり、コスパがいいです。
『なんか安っぽいのを食べてる自分がイヤ』みたいなしょうもないプライドが引っかかっている人は、まず最初にそれを捨てるべきだと思います(難しいでしょうが)。
❏幸せなら貯金しなくてもいいのでは?

『貯金できない』と嘆くのはいいものの、その一方で『貯金してどうすんの?』という問題が見えてきます。
『何万円貯めて〇〇へ行く』という目標を立てることで、優先順位に基づいた行動をできますが、そもそも貯金をする必要はあるのでしょうか?
貯金ができないと悩んでいる人は、日々お金を使うことで『小さな達成』を積み上げられているんですね。
自分への小さなご褒美、例えば、夜スナック菓子を食べるとか、缶ビールを飲むとか、なんでもいいです。
『そういう時間が毎日の楽しみ』のような感覚は否定しません。
自分を正常運転させるために必要なガソリンであり、ケアなのであれば、それは必要です。
むしろそれで幸せなら、貯金よりもその生活を大切にすべきです。
でもやっぱりなんとかしたいというのであれば、毎日維持費がかかっていることにはかわりありませんので一度向き合えばいいでしょう。
車の維持費のようなものです。
自分の燃費を下げるのは苦労しそうですね。
私は、毎日のように飲みに出かけてた日々がありましたが、ある日突然外食に嫌気が挿したため、今では自分で弁当も準備する自炊生活をしています。
楽しいことを楽しい分だけするのではなく、イヤになるまでやりまくると、あるときふと何かが弾けるときが来ます。
- 『これ、自分はあんまり好きじゃないのかもな?』
- 『これ、自分は必要としてないかもしれないな?』
いわば賢者タイムです。
消費に対する賢者タイムを味わってみてはどうかと思います。
荒療治ですが、お酒の出費を断ち切るなら、お酒で痛い目に遭うのがなんだかんだ効果的です。
❏収入のせいだと思っている

貯金が増えないのは収入のせいだと思っている人がいます。
誰とは言いませんが…
自分で自分をコントロールできない限り、収入が増えたところで、その分消費してしまうのがオチでしょう。
収入が増えることで、食べるものの価格が上がっていくのではないでしょうか?
100円のプリンだったのが500円になり、10万の財布が30万になり…
一方で、お金が貯まっていく人は『ケチ』と呼ばれる自己管理能力に長けています。
2~3年前は『お金使うのを我慢して家で過ごしてる人って何が幸せなんだろう』と本気で思っていました。しかしながら、そもそも燃費が小さい人もいることに気付かされます。
逆に、年収が1000万あっても、1000万使う生活をしていたら貯金はできませんよね。
こんな人が本当にいるというのは驚きですが…
何にせよ、収入が低くて貯金に悩んでいる人が急に稼げるようになってお金を貯められるかというと、そういうわけではありません。
収入が低いうちに、自分を調子よく動かすのに必要な最低コストを認識しておくと、将来ラクになるのではないでしょうか。
手取り15万でも貯金はできます。
ずっと家ですごし、簡素な食生活を送ればせいぜい3万で済むでしょう。
1ヶ月1万円生活を真似しようとは思いませんが…
毎月10万貯金すればあっという間に1年で100万貯まります。
収入を増やすより、支出を減らす方が圧倒的にラクです。
❏おわりに
私は自分の固定費を見直し、外食にもいかなくなったことで支出を押さえました。
おかげで1年間で借金100万を返済できたのです。
少なくとも一つ言えることは、貯金ができないのは収入のせいではなく、自分の支出のせいだということ。
もちろん、そもそもの収入を上げれば貯金のペースも早くなるでしょう。
しかしながら、浪費癖がひどい・管理できないまま収入が増えても、ほぼほぼ貯金はできないでしょう。
副業にいくつか挑戦し、1円稼ぐことから始めた立場で言わせてもらうと、5万円増やすよりも5万円減らす方が圧倒的に簡単だということです。
貯金ができないから副業しようかなと考えている人がいたら、PCで求人を探すのもいいですが、自分の支出を一度見直してみてもいいのではないか、と思います。