
今からキャッシングでお金を借りようとしている人に伝えたいのは、正しい使い方でキャッシングをおこない、その便利さに溺れないように注意すること。
借金は沼です。
道を踏み外せば簡単に抜けられません。
キャッシングは確かに『借金』の一種ですが、借金にもいい借金・悪い借金と種類はいろいろです。
キャッシングの適切な使い方の1つとして『海外キャッシング』が挙げられます。
海外キャッシングとは、海外旅行の際、現地のATMで現地通貨を借りることを指します。
この海外キャッシングの仕組みについては別記事にてご覧頂ければと思います。
この海外キャッシングは借金にも関わらず、多くの海外旅行者に活用されているのは、他の他の手段よりも圧倒的にコストがかからないからです。
例えば…
- 日本の空港(銀行)で両替してもらう
- 海外の空港(銀行)で両替してもらう
上記のような場合には、手数料として中抜きされる金額が大きいため、現地で海外キャッシングと比べると割に合わないのです。
『知らない』は罪ですね。
このように、何かと比較したうえで、適切なお金の調達手段だと判断できればキャッシングしても問題ありませんよ、ということです。
❏キャッシングの注意点

何度も言いますが、キャッシングは簡単にいえば借金なので、抵抗がある人もいるかと思います。
読者の皆さんが気になるのは、
キャッシングを利用する前に何を知っておくべきなのか?
お金を借りるので、当然利息が発生します。
この時注意しておくべきことは
- 支払い期日は決まっているが、前倒しは可能
- 1日遅れるごとに利息が少しずつ増えていく
- 間違っても返済を延滞しないこと
さて、キャッシングを利用する人のなかには、前倒しで返済できることをわからないまま(できるのに放置したまま)の人がいるようです。
『なんてもったいない』と思いませんか?
返済ができるのであれば、一日でも早く返済しましょう。
ただし、営業時間外にキャッシング・返済を行うと余分に手数料がかかるケースもあるので日中にサービスを利用するよう気をつけるべきです。
❏キャッシングの利息をイメージしてみる

例えば、ある金融機関から4/1に5万円を借りたとします。
この時、返済期日は4/25か5/25といった具合でしょう。
翌月に返済期日が設定されるケースが一般的ではないでしょうか。
※以下の数式は一般的な利息計算に則ったものですので、あくまで利息の増え方をイメージするためにご覧下さい。ご利用になる金融機関が提示する数式で正確にシミュレーションされることをお勧めします。
【問い】4/1に5万円をキャッシングした(実質年率:15%)
①【返済日:4/25】

②【前倒し:5/10】

③【返済日:5/25】

実質年率とは…最終的に払う利息額は、借りた日から返済日までの日数÷365なので、このように表現します。
もし、10万円をキャッシングした場合、利息は倍になりますね。

いかかだったでしょうか。
少しでも利息の増え方を理解する助けになれば幸いです。
『利息1,000円も取られるのかあ…』とか『1,000円ならアリかも』と感想は人それでしょう。
❏おわりに
はじめてキャッシングをするにあたって気をつけるべきなのは、あまりの便利さで自分の財布かのように錯覚してしまうようなケースもあるということです。
借り過ぎないようにくれぐれも気をつけましょう。

友人や家族など、身近とはいえお金の話は人間関係のもつれを引き起こしやすいのは確かです。
そういったリスクと引き換えに、利息という形でコストを払うと考えている人もいるはず。
わかります。
その場合には、必ず自分の返済能力を鑑みて計画的にキャッシングを利用して下さい。
また、今回ご紹介した計算で利息が高いか低いかは人それぞれ捉え方が異なるかもしれませんが、
これが海外旅行の際に選ばれやすい現地通貨の手段だということも合わせて覚えておくとよいのではないではないでしょうか。
現地に銀行口座を持ってれば話は早いですが、そういった人は決して多くはないはず…
クレジットカードは自分の使い方次第で時として強力な味方になってくれますので、使い方をしっかり勉強しておくことがオススメです。