【表で解説】どうしてクレジットカードのリボ払いが怖いのか?【理由】

リボ払いをご利用になったことはありますか?

昔から存在する分割払いとはまた異質で、いろいろなところで炎上を引き起こしている決済手段です。

消費者が認知しにくい方法でリボ払いを設定することで、利益を搾取してきた企業も多かれ少なかれあることでしょう。

まあ、利用者本人の責任と冷たく突き放すことは簡単ですが、いろんなところでこの現象が起きているのであれば、無視はできませんね。

そんな怖い一面のあるリボ払いですが、今回のテーマはここではありません。

リボ払いのもっと本質的な性質についてふれていきます。

くれぐれもリボ払いには手を染めないよう注意して下さいね。

❏リボ払いは毎月一定額支払いだから安心?

リボ払いの売り文句としてよく耳にするのが『毎月の支払いが同じだから安心』。

確かに、毎月同じであることは間違いありません。

毎月の支払いが20,000円と分かっていたら、お買い物もきっと楽でしょう。

でも、本当にそうだと思いますか

ここで一緒に検証してみることとします。

※(自作)実質年率15%として計算していますが、この表はあくまでイメージです。
(3行目【利息】:年率計算であり、日割り前)

例えばリボ払いを活用して、毎月の支払額を40,000円に設定するとします。

ある時突然、100,000円のお買い物をする必要が出たのですが、急に支払うための準備がありません。

ということで、毎月4万円なら大丈夫!!

と便利なリボ払いに。

この時、この人は頭の中に『4万⇒4万⇒2万(+手数料)』というイメージをしているはずです。その通りです。

上の表を見る限り、手数料分の支払いが増えているのが見て取れます。

この人がこの1回きりでリボ払いから抜けられるのでしたら、いいかもしれませんね。

それでは、別の例を見てみるとします。

カードの使い方が先ほどの方とは大きく異なるタイプの人です。

(自作)実質年率15%として計算していますが、この表はあくまでイメージです。
(3行目【利息】:年率計算であり、日割り前)

生活費・食費にクレジットカードを使用する人も増えていますが、その支出の性質上、リボ払いを当てはめると恐ろしいことになります。

例えば、新生活の4月に新しくカードを持つようになり、カードを使って生活していたとします。

2~3か月後、ふと、明細をみると『あれ?』と気が付きます。

少しずつ支払い残高が増えているではありませんか。

支払えるはずの生活費を利息付きでゆっくり払うなんて、そんなバカなことがあるでしょうか?

毎月5万円の支出を繰り返した場合、4か月後には支払い残高が21万円にまで成長しています

払っていたのはたったの6万円足らず。

しかも、そのうち8,000円は利息です。

毎月1万しか支払ってないから、20万お金残ってるでしょ!次払えばOK!?

と考える人も出てくるかもしれませんが、

話はそう単純でしょうか。

自分が毎月いくら支払っているのかもチェックせずに、

知らぬ間にリボ払いで支払い残高を成長させた人が、

計画的にお金を残していると思いますか?

よほどもともとお金を使わない生活をしている人でない限り、出費が毎月それなりにあるはずです。

❏リボ払いが怖いと言われる理由って何?

上の例でも取り上げましたが、

リボ払いの怖いところは、

  • 本来払わなくていいお金が含まれている点
  • 少しずつ支払い残高が増える危険性がある点

その他ローンの利息と同じといえばそれまでですが、1回の支払い金額を小さくするほどにその威力は大きくなり、将来の自分を大きく圧迫する壁としてすくすく成長していきます。

カードの利用を繰り返すごとに支払い残高がどんどん膨らんでいくのです。

近頃はQR決済や非接触決済のようなキャッシュレス化に伴って、クレジットカードで生活をする人も増えてきています。

日常的にクレジットカードを使用している人にとっては、毎月当たり前のように支払える額をわざわざ金利を払って分けてもらう意味がありません。

逆に言うと、リボ払いの利息は『分けて払わせてあげてる料』といってもいいでしょう。

毎月の生活費に5万かかっている人がいるとして、リボで毎月2万だとすると、

初月2万(残:3万)、翌月2万(残:6万)…

という風に増えていくのです。

本当に便利だと思いますか?

言い方は悪いですが、コレはサービスを提供している側が基本的に得をするシステムです。

これで得をする人っていったい誰なんでしょう…

❏おわりに

リボ払いで困らないようにするには、しっかりとカードの契約時に注意事項を読んでおくことです。

もしリボ払いを契約するのが必須という状況なら(どんな状況か分かりませんが)、できるだけ高い金額に設定しておくといいでしょう。

そうしておけば、万が一忘れていたとしても全額いつも通りに払えます。

低い金額に設定しておくと、知らず知らずのうちにリボ払いで何カ月も支払いにお金が飛んでいた!!ということになりかねません。

なにより、毎月の出費を自分でコントロールすることが一番肝心です。

その場その場を楽しむのもいいですが、それは時として大きなツケとなって自分に降りかかってきます。

今回の記事では1万円~10万円という数字を例に取り上げていましたが、ゼロが1つでも増えると思うと震えあがりませんか?

今を楽しむのも大切ですが、人間の欲は底をつかないことも知っておくべきでしょう。

買い物の際には『本当に必要か?』『欲しいのか?それとも、必要なのか?』と自問自答してみてるのもいいと思います。

リボ払いはそういった教訓や身につけるべき習慣を学ばせてくれるいい先生にもなるかもしれないですね。

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