例えばですが、1人暮らしの部屋を数カ月空けっぱなしにするなんて経験をする人はそんなに多くないはず…。
そうは思うものの、やはり同じ一人暮らしのみなさんにも、部屋のにおいについて同じ経験をしてほしくないというのが私の思いです。
日頃から部屋をきれいに保つことを侮ってはいけません。
きもちいい部屋を目指すために筆者が取り組んでいることについて紹介したいと思います。
―人がいない部屋は死んでいく
『部屋が死んでいく』という表現をしていますが、正しくは『空気が死んでいく』ですね。
別記事で紹介していますが、部屋を長い期間無人にすると、空気の出入りがないせいかイヤなニオイがこもってしまいます。
まるで人の血の巡りが悪くなるかのようです。
日頃から気を配っていればまた違う結果につながっていたのでしょうが、なんにせよ『部屋を空ける』場合には事前に手を打っておく必要があります。
『いや、当分そんな予定ないし』と思われている方もいるかもしれませんが、そういう方の場合は余計自分の部屋の健康状態が分かりづらいのでこれを機に何かしらの行動を起こしてみることをおすすめします。
そうですね…記事の途中ですが、ちょっと窓を開けてみて下さい。
部屋を長期間空けたあと、部屋に戻ってから換気をすることもできますが、クローゼットのような閉塞した空間ではそう簡単に空気が変わるものでもありません。
『除菌ができる消臭剤』を応急処置的に置くのもいいかもしれませんが、実質その場しのぎですよね。
―男の部屋をきれいに保つためにできることって何?
- モノを減らし、スッキリした部屋を作る
- 定期的に換気し、室内の空気を循環させる
- 掃除をすることで、わるいモノを部屋の外に出す
どれも当たり前のことのようですが、これを毎週のように続けるのはそんなに簡単なことではないでしょう。
自分では気にならなくても誰かが部屋に来て、そのニオイに『ん?』と眉を顰めさせてしまうようなことがないようにしないといけません。
▪モノを減らし、スッキリした部屋を作る
近頃はモノを持たない『ミニマリスト』『シンプリスト』という生き方が流行っていますが、私としては人それぞれ十人十色でいいかなと考えています。
私が今引っ越しをしようとした場合、リュック1つでいつでもOKというわけにもいきません。
私の場合は、部屋にたくさんの本や服があったので、それを減らすのに躍起になっています。活用しているのはメルカリ(ラクマ)です。
気に入った本もすべて売り払って、Kindleを購入しようかとも考えたことも当然ありましたが、その境地にはまだ達していません。
とはいえ、身軽なのは魅力的ですよね。
部屋に服が多いと、洗濯などの作業に時間をとられます。
たまにしか着ないスーツを手入れするためにクリーニングをしなくてはいけませんし、そういうものに限ってヨゴレが目立つものでもあります。
着ない服のニオイが伝染して日頃着る服もいやなニオイになってしまうものです。
そもそも部屋にあるものが少なければ、そういうヨゴレリスクやニオイリスクも予防することにつながります。
ものを減らすにもどうしたらいいんだよ…という声が出てくるかもしれません。
もう当たり前のことでなんとかメソッドでもなんでもないです。習慣にするのが難しいというだけで、できることは以下の通り
- フリマアプリで販売する
- チャリティに寄付する
難しいのは、使わないけど使えるものを処分することですよね。それは私も感じています。
しかしながら、スマートフォンが登場したおかげでその間口は依然と比べて圧倒的に大きくなっています。
活用すべきです。

こちらは私のメルカリにおける出品実績でして、見ての通り、もともとモノが多かった人です(特に本)。
私はこのように転売もしていますが、スーツとなると売りにくいし捨てにくいアイテムなので、下取りして引き取ってもらいます。
着れるけど売りにくいな…という服は職場の『使わなくなった服を集める活動』にまとめて提供するようにしています。
売りにくいものだからといって捨ててしまうのは賢明ではないですね。私は全然着られる服であっても、不要なら手放すようにしています。
モノが多いと、その分散らかり、その分ニオイます。
モノを減らすと、部屋に余白ができるので少しずつ落ち着きを取り戻せるようになりますよ。
▪定期的に換気し、室内の空気を循環させる
部屋の空気を意識的に変えないと『その』ニオイが部屋に定着してしまうので、定期的に換気することをおすすめします。
外の空気を部屋に流し続けることで、空気も清潔に保つことが可能なのです。新陳代謝のようなものですね。
におう部屋に異性なんか呼べないじゃないですか…?
▪芳香剤をおいて自分の部屋を演出する
部屋をスッキリきれいにすることができたら、消臭剤のようなアイテムを部屋に置いてみるのもいいでしょう。
ゴチャゴチャとモノが多い部屋にアロマオイルとかディフューザーとか置いたところで全くいい部屋にはなりません。ダサいです。
空気の流れやすい部屋になってはじめて香りづけができます。
お店に行っていろんな香りを楽しんでみるのもいいでしょうが、『男なのにアロマ探してるっておかしくないかな?』と気になってしまう人は、ネット通販でお試しセットを購入してみるといいでしょう。
私は6本入り1000円のアロマオイルお試しセットを購入し、自分の好きな香りを見つけました。
その中には当然好きになれなかったものもありました。
ですので、嗅いだらすぐにメルカリで出品です。
3~4時間後には800円程度で売れましたのでなかなかいい買い物だったといえます。
買い物に行こうと思えば、交通費と移動にかかる時間が発生するので、それを差し引いても200円でトライできるのはコスパがいいです。
好きな香りはそれから購入しましょう。
ちなみに、私がおすすめする男の部屋でも使えそうなアロマの香りは『ロータス』『ラベンダー』『ベルガモット』です。
それぞれ好き嫌いはあると思うので、いくつか試してみるのもいいでしょう。
アロマの香りを部屋に漂わせるには『ディフューザー』を使います。
大きく二種類あり、
- 木の枝みたいなやつをビンに挿すタイプ(リードディフューザー)
- 電源を入れると水蒸気が放出されるタイプ(アロマ加湿器)
まず、どちらもモノが多い部屋には似合わないですよ。
ゴチャゴチャして埋もれるからです。
どちらにするかは好き好きですが、初めて私がアロマに興味を持った時はリードディフューザー(枝をビンに挿すやつ)を置きましたが、今では加湿器を利用しています。
- 『プシュー』という音が心地よく、部屋に置いていても邪魔じゃない
- 水蒸気が視覚的に満足感を与えてくれる
使ってみるとこういうことに気付くのですが、実際のところは『木の枝』よりも『家電』の方が『やり過ぎないメンズっぽいな』というのが正直な理由です。
―それ、本当に必要ですか?
何か買い物をするとき、何を考えていますか?
私はいつも『コレを買いたいけど、どこに置く?』と考えるようにしています。
部屋に置けるモノの量は決まっています。少しでもモノが増えると空間が圧迫されるので注意が必要です。
ちなみに私の部屋にはホテル用の小さい冷蔵庫を置いています。
大きいものを置くと、場所があるのでなくてもいいものを置いてしまいかねないと判断したからです。
そんなに使わない調味料なんかたくさん揃えていませんか?
買い物をするときに『ほしいかどうか』ではなく『必要かどうか』という軸が持てるようになると、部屋に余計なものが増えなくなります。
『ほしいもの』を買うと『要らないもの』もついてきてしまいますからね。
部屋をスッキリさせる(必要なものに抑える)と、いいことがたくさんあります。
- 【イヤなニオイ⇒いい匂い】自分に自信がつき、誰かが来ても怖くない。
- 余白が生まれるので、自分が落ち着くための空間に部屋が変身する。
- モノの管理に時間とお金を割かないので、生活にゆとりが生まれ、好きなことができる。
部屋の匂いをいい状態に保つには、上記で述べてきたことを一度だけやるのではなくて、継続して行うことです。
『時間がない』なんていわずに、黙ってやってみてください。
かえって時間が生まれるので、おすすめですよ。