この記事は、中国に送金しようと考えているけれどもどのやり方がいいのかわからないという人に向けたものです。どうしてもクレジットもデビットも持てないという人に送金するならこの方法がぴったりです。
別の記事で、海外のATMから現金を引き出す方法について紹介しておりますが、それは海外の銀行口座に直接入金するものではない、いわば裏技のようなものでした。
海外ATMで現金を引き出す方法(クレジットカード、デビットカード)がなかった場合、日本から送金せざるを得ませんね。そのときの手段についていくつか紹介していきます。
【表】
いつでもどこでも送金が可能なサービスなので、いちいち銀行に行かなくていい。
海外送金といえば、わざわざ銀行まで足を運ばないとイメージがありませんか?
そんなことはありません。
記事を読み終わったころには、自分にとって一番使いやすそうなサービスを決めて口座開設なりする気になっていることでしょう。
ウェスタンユニオン(中文:西联汇款/シーリエンフイクアン)

ウェスタンユニオンの送金サービスは、アプリをダウンロードすれば簡単に送金ができてしまう便利さが魅力です。
例えば、『中国に留学しているお子さまの銀行口座に生活費を送金する』といった場合、ある程度定期的に送金をすることが想定されますよね。
そんな方には、特に便利なシステムではないかと思います。
- 中国の銀行への送金手数料は一律390円とオトク
- 送金状況が管理番号で確認しやすくて安心
中国の27,000店にものぼる送金取扱店(銀行)にて対応が可能ですので、日本人でも安心して使える送金サービスのひとつといえます。
手数料のオトクさや管理のしやすさは確かなのですが、そのお金を受け取れるまでのスピードがほんの数分だという点もウェスタンユニオンをおすすめする大きな理由です。
デメリット
- 直接送金が可能なのは、中国・フィリピンだけ
世界各国に拠点があるものの、『直接送金』に限っては中国とフィリピンだけです。
この後紹介するサービスにも出てくるので先に説明しておきますが
現金受取と直接送金の違いは、受け取る側が銀行口座を持っているかどうかです。
現金受取は、銀行口座を持っていなくてもお金を受け取ることができる
中国ではそう簡単に銀行口座を開設できないこともありますので、口座がなくても送金ができることを知っているかどうかは生活費のやりくりをするうえで大きなカギを握るといえます。
セブン銀行

海外への送金なんて今までしたことがない、どうしよう…
といったとき、最も身近で安心できるのがセブン銀行の送金サービスです。
先ほど挙げたウエスタンユニオンと提携しているので、実質的には同じなのですが、よくわからない海外のサービスを使うのも勇気がいることでしょう。
手数料なんかよりも一番身近で安心できる送金サービスを使いたいという方
セブンイレブンは今や世界各国に展開する日系企業のひとつで、セブンイレブンのATMも海外では日本人の強い味方といえます。
セブン銀行をおす理由は、手数料がややこしくないところにもあります。
現金受取について
送金金額 | 送金手数料 |
~10,000円 | 990円 |
~50,000円 | 1,500円 |
~100,000円 | 2,000円 |
~250,000円 | 3,000円 |
~500,000円 | 5,000円 |
~1,000,000円 | 6,500円 |
現金受取を行う場合、いくら送金するかによって手数料も変化します。
毎月50,000円を半年間送金するくらいなら、100,000円を2ヵ月に一回送金する方がオトクです。
1,500円×6回=9,000円(~5万円) > 2,000円×3回=6000円(~10万円)
送金処理番号さえあれば、ほんの数分で現金を受け取ることができます。
ただし、人民元で受け取ることができるわけでもないので、自分で換金する必要があります。
口座入金について
- 中国の銀行のキャッシュカード番号が必要
- 1回の送金上限は50,000元(75万円相当/レート:15円換算)
現金受取とは異なり、いくら入金しようと手数料は2,000円ですので、一度に10万円以上入金することで手数料を節約できます。
ただちょっと面倒なことがあり、
手続きの関係上、初回入金時にはウェスタンホットラインに受取人から電話をかける必要がありますので注意が必要です。
トランスファーワイズという送金サービスについて
送金サービスにはトランスファーワイズというものもありますが、こちらに関しては銀聯カードを持っている人に送ることができるという条件があります。
とはいえ、送金手数料が他社よりも安い点が魅力的ですので、検討してみるのもいいでしょう。
日本人がセブン銀行を使わずにこちらのサービスをわざわざ使用する必要もないのかなというのが私の意見です。
銀聯カードを持っている人であれば、恐らくクレジットカードによるキャッシングやデビットカードで人民元を引き出したりする方法についてもご存じなのではないかと思うので。
銀聯カードについてまとめた記事がございますので、もし『まだ作ってない!』ということであれば、こちらをご覧いただければと思います。