この記事は、中国ATMでのキャッシングのやり方を理解された方を対象に「じゃあどのカードにすればいいの?」と提案していくものです(他の国ももちろん可)。
キャッシングに必要なポイントさえ押さえれば、安全にお金を借りられます。
キャッシングに慣れるべきでないというのが筆者の持論ではありますが、いざというときに役に立つのは事実です。使い方は予め理解しておくべきですので、以下の記事をまず先に参考にしてみてください。
【意外と知られていない】カード選びのポイントはなに?
キャッシングをみんながしたがらないのは、大きな利息を払うイメージがついているからに他なりませんよね。
実は電話1つで回避できるのですが、中国だと電話しづらいことが、キャッシングで現金を調達しづらい根本的な原因になっているといえます。
ですので、今回は中国にいながらにしてお金を早めに返済する「ネットバンキング」の方法についてご紹介していきます。
ネットで繰り上げ返済が可能なので、割と長めの滞在でもOK
(ただし、渡航前にネットバンキングの設定が必須)
以下では、これが可能なカードを紹介していきますので、是非参考にして下さい。
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中国で現金を使うシーンといえば、交通機関が主流になるでしょう。
出張者や旅行者であれば、行動範囲にもよりますが、クレジットカード決済+多少の現金くらいの気持ちで問題ないはずです。ATMは至る所にあるので便利なところに目星をつけましょう。
*ネットバンキングはVPN接続しなくても使用できますが、アカウント登録時には電話による認証を求められることもあるので、中国に行ってしまってからにならないようお気を付けください。
セディナカード【安定のSMBCグループ】

セディナはメガバンクSMBCグループの一員であるため、安心して使用している人が多いのではないでしょうか。
私は過去に教育ローンを活用したことがあるので、セディナはなじみがあるブランドです。
そのセディナカードでも、海外キャッシングが可能です。
ペイジー(Pay-easy)で返済が可能ですが、事前にセディナビに登録する必要があります。
- 海外ATM手数料が無料
- 年会費が永年無料
一般的に、クレジットカードでキャッシングをする際には手数料が数百円かかるものですが、セディナカードの場合は手数料がかかりません。これがセディナカードを推す大きな理由の一つといえます。
年会費も無料ですので、海外旅行(出張)のためにわざわざ作っても邪魔にはならないはずです。
https://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=Dsk8e11eu0026s_id=140588
クレジットカードを作るなら、ポイントサイトを通してがオススメですよ。
※Cedynaカードを申し込むと、本人確認のために申し込み時に記入した電話番号に電話がかかってきます。知らない電話番号だからといって無視しないようにしましょう。
私が申し込みをしたのはCedyna-Jiyu!Da!というカードです。
このカードの特徴は、ショッピングで使用すると『分割払い』になってしまうという点。
以前他のカードで話題になっていましたが、
お会計の時に『一回払いで』と店員に伝えたにもかかわらずリボ払いになっていた!というのと同じ仕組みです。
Jiyu!Da!の公式ページには割とメインに書いてありますので、見落とすことはないはずです。使い方に気をつければ問題ないでしょう。
ちなみに私は、極力リボ払いにならないようということでマックスの月々20,000円支払いコースを選択しています。5000円コースなんて、すぐですからね…やだやだ。
また、このカードはイオンやダイエーで使うとポイントが高くなります。
私は近所にグルメシティがあってよく通っており、しかも20,000円コースを選択しているので、生活費にもちょうどいいアイテムなんですよね。
それまでは全く関係のないカードを使用していたのでポイントの取りこぼしが悔やまれます。
イオンカード【家計の味方・みんな大好きイオン】

日頃からイオンやグルメシティなどを愛用されている方は少なくないのではないでしょうか。
生活費の味方ともいえるイオンカードが、あまり知られていないですが、海外でも役に立つのです。
MY PAGEから返済可能(「暮らしのマネーサイト」イオンスクエアメンバーの方に限ります)
*(帰国後)ATM、銀行振込による返済がもちろん可能
- 自分の都合に合わせて返済額を決められる。
- 年会費が永年無料。
初期設定はリボ払いになっていますが、支払金額を自分で最大値に変更することで早めに返済することが可能です。どうしても一回目の引き落とし日が来るまでに返済をしたければ日本国内のATMに行くしかありません。リボ払いは利息が膨らみますので、返済の後回しはやめましょう。
注意点として挙げられるのは、引き落とし日が利用月の翌々月になるという点です。
イオンは日頃から使っておられる方も多いのではないでしょうか?
クレジットカードも他には持っていないかな…みたいな。
こうなってくると中国旅行にはちょうどいいですね。
ショッピングするならそのままクレジットカード決済をしてしまえばいいし、現金が必要なら現地のATMでキャッシングをすればいいだけですからね。
わざわざほかにカードを作る必要もないんですよ。
エポスカード【買い物、外食で使うといえばコレ】

丸井グループのカードで、買い物などに使いやすいカードとして持っている方も多いのではないでしょうか。
このカードも海外でキャッシングするのに便利なんです。
- 初めてならキャッシング手数料が30日間まで無料。
- 何回引き出しても返済は1回払い。
- 年会費が永年無料。
何回引き出しても返済は1回払いなのですが、引き出すたびに固定の手数料がかかるので一回にまとめて引き出すべきです。
エポスカードについても、エポスネットにてペイジー(Pay-easy)による返済が可能です。特定の銀行口座に振り込む形で返済を行います。
もしくは利息が付く期間は長くなってしまいますが、リボ払いの増額で返済を完了するというやり方もアリです。
キャッシングに失敗しないよう読んでおくべき記事はコチラですので参考にしてみて下さい。
クレジットカードまとめ
ATM手数料だけ見ると、セディナだけが一人勝ちしているようにも見えます。
しかしながら、それぞれもともと持っているカードがあったり、新しいカードを作るのが面倒だったりということがあるはずです。
それぞれネットバンキングを通した返済をできますが、細かいルールが異なるので、しっかり読んでからキャッシングサービスをご利用になられることをおすすめします。
イオンカードもエポスカードも持ってないよ!という方であれば、セディナカードを発行するといいのではと思います。
また、現地通貨を調達する方法として『GAICA』『マネーバンク』といったサービスもありますが、わざわざアカウント作って使うメリットは正直そんなにないかな、というのが私の意見です。
新しくアカウントを作らないといけないので管理が面倒になるのと、手数料率やATM利用料がキャッシングと比べてもそんなに魅力的でもないかな…というところです。
クレジットカードのキャッシングは使い方さえ理解していれば、こんなに心強いものは他にないでしょう…
【再三】キャッシングをする際の注意点
冒頭でも申し上げましたが、キャッシングは借金です。
- 利息の仕組みについて理解していなかった。
- リボ払いになっているなんて知らなかった。
こういった事象について、基本的に私は『使う側』に問題があると考えています。
人のせいにしているだけです。
キャッシングとは少し異なりますが、私自身もカードローンなどを利用した経験があり、2~3年にわたってだらだらと利息を支払ってきました。
これらはどれもお金に対する知識と注意が欠如しているだけです。
膨れ上がった利息を見て『こんなの許せない!』なんて憤慨する前に、勉強代が高くついたと考える方が幸せだと思いますよ。
次の旅行から気をつければいいだけです。
ということで、キャッシングなんかもううんざりだ…という方に別の手堅い方法を紹介しますので以下の記事を是非読んでみて下さい。
また『やっぱりキャッシングはやめとこ…』という人もこちらを検討してはいかがでしょうか。
キャッシングはどんなときにおすすめなの?
短期出張・滞在で現金を十分に手元に準備していなかった
基本的にキャッシングをオススメできるのは近い日に日本へ戻る予定のある人ですね。
なぜかというと返済するまでの日数で手数料が変わる仕組みになっているからです。
たしかにキャッシングの利率は大切ですが、それよりも重要なのは返済までの日数です。
中国へ行くにあたって、『クレジットカードだけで十分だろう』と周囲の方からアドバイスされることもあるでしょう。
短期であればあながち間違いではありませんが、人民元は交通費などで必要になることもあるので、多少準備できるようにしておくことをオススメします。
日本で現金を準備していくにも、手数料のことを考えると少しはばかられる方もおられるのではないでしょうか。
私はよほど『日本のサービスでないとイヤだ!』と考えている人でない限り、日本での換金はいい選択ではないと思っております。
ですので、上記のキャッシング記事を読んで頂き、キャッシングとは何か?ということについて理解を深めていただける助けになれれば幸いです。
それなりに長く日本にいるのに収入が日本円のままだ
『割と中国長いけど、なぜか日本円のまま給料が入るんだよなあ』
こんな方がどれだけ中国におられるのかは私にはわかりかねますが、この場合はあまりキャッシングをおすすめしません。
あくまでキャッシングは借金なので、慢性的に引き出し、それを習慣化してしまうのはNGです。
また借り入れ手数料は返済までの最大30日の掛け算で決まるため、ずっと中国にいるなら常に発生しうる手数料の最大値を支払うことになります。日本に帰って早めに返済できるからこそ、手数料を低く抑えることが可能なのです。
私の場合、3~4カ月という絶妙に短い滞在を経験しており、その時はすべての給与が日本円だったわけです。
中国の銀行口座に人民元が振り込まれないのは、なかなか不便ですね。
日本の銀行口座にてネットバンキングの設定ができていれば、インターネットを介して現金を調達できます。しかしながら、これも自分ではできていると思っていても実は設定ができていなくて、中国で使おうとしたけれども使えなくて困るということも発生します。
これは、自分の預金残高の範囲内での出金であり、利息も発生しない手段ですので、学生のみなさんにとっても便利な機能だといえます。