この記事は、海外留学を予定する学生の皆さんに向けたものです。
- 子どもが留学に行くので使うので、持たせるカードを検討している
- 大学のうちに留学に行きたいけど何もわかんないよどうしよう…
そんな悩みにお答えします。
お金とネット環境の準備を怠ってはいけない
まず言わずもがな、金銭面に関する知識によって生活が左右されます。
日本ではたくさんの決済手段を駆使して食費を払ったり、買い物をしたりできますが、海外に行くとそういうわけにもいきません。パスポートを提示するだけではできない手続きも多いのです。
またネット環境に対する準備も、自分でどれだけ知っているかで自由度が大きく変わります。
お金について気をつけるべき理由
現地通貨を持っているからというだけでは不便です。外国でおサイフケータイを使うことはできませんが、キャッシュレス生活を送ることは可能です。
ベタですが、 準備すべき決済手段は大きく3種類。
準備すべき決済手段
- クレジットカード
- デビットカード
- 現金
現金は日本に持って帰らないといけない
小銭を持ち歩くのが苦痛でなく、日頃から財布を持ち歩いている人なら現金メインで生活するのもいいでしょう。
通貨コレクションやお土産気分で持って帰るといったケースは別ですが、使わなかった現地通貨を日本で処理するのには手間がかかります。
他国の通過は日本以上に小さい単位の硬貨が存在し、管理するのは面倒です。
単にカード決済に抵抗があるという方は、他の決済手段も一度受け入れてみて、それぞれ使い分けられるようになると意外と便利になるはずですよ。
クレジットカードは管理できる範囲で
クレジットカードは便利なアイテムですが、自分の預金残高と関係なく消費できる点が注意です。
金銭管理があまり得意でなかったり、月末の支払いに神経をとがらせたりしないといけないようなら、使わないほうがいいです。
とはいえ、利点もあります。
ホテルのデポジット決済をするときにはクレジットカードが最適です。これは他の手段ではあまり使い勝手が良くないうえに、チェックアウト時にどのみち戻ってくるものなので、クレジットカードを持っておきましょう。
デビットカードはホテルで使いにくい
- 審査不要で15才・16才から発行できる
- 現地ATMで現地通貨を簡単に引き出せる
- ショッピングでも使えて、使い過ぎを気にしなくていい
上記2つを見ていると、デビットカードこそが最強カードな気がしてきますがそうでもないです。
デビットカードの欠点といえば
- ホテルのデポジットに使えない
- 上限までしか使えない
といったことが挙げられます。
自分の預金以上の出費が必要になることもそう多くはないかもしれませんが、2つとも事前にはあくしておくとよいと思います。
クレジットカードのキャッシングと違い、利息がかからない点と自分の預金残高の範囲内だという点がいいところです。
クレジットカードは何を準備すればいい?
当然審査はあるものの、18歳以上になればクレジットカードを発行できます。学生用に特典が多く付帯されているものもたくさんあるので要チェックです。
比べたり調べたりするのが面倒… という人ならとりあえずメジャーなカードを作っておくと便利でしょう。
なかでもSMBC、MUFGカードはメガバンクのクレジットカードとして鉄板的存在です。学生のうちから無料でカードを持つことができ、卒業すればゴールドカードになるという特徴があります。
正直、どちらの銀行を使うのかについては、何かのきっかけで口座を作ったことがある方の銀行でいいと思いますよ。
わざわざ銀行を変えてまでクレジットカードを作り直すことも無いです。
マイルが貯まり、特典も豊富なANA・JALの学生専用クレジットカードも選択肢としてはありですが、JCBが使いにくい地域もあるので2〜3枚持っておくことをおすすめします。
VISAの加盟店舗が3850万、JCBは2500万ですので、JCBカード派の人は予備でVISAを持っていくと安心です。
デビットカード
海外で現地通貨を引き出すならデビットカード1択。
審査がなく15〜16歳以上なら作れるケースがほとんどです。クレジットカードは18になってから出ないと使えないので、高校生(15〜17歳)の留学には必須のアイテムだと言えます。
日本でネットバンキングを経由して振り込めば振込手数料が無料、現地でのショッピングやATM利用でも無料という手段がありますので知らないのは損です。
現金
現金でないといけないときのために現金を持っておく、という感覚ぐらいがちょうどいいかと思います。
誰かと一緒にご飯に行くときに割り勘にするという場合は、現金があると便利です。
スマートフォンで注意すべきこととは
スマートフォンで気をつけるべきことは以下の2点
- シムフリーであること
- 対応周波数帯はいくらなのか
日本で販売されているスマートフォンは日本用に作られているため、国外に行くと電波を全く受信してくれないということが発生しかねません。
自分の持っている端末の対応周波数が一体いくらなのか、行く予定の国で使えるのかどうかは間違いなく把握しておくべきです。
- 端末自体が低価格のスマートフォン
- 日系ブランドのスマートフォン
これらの2つは対応周波数帯が少ないケースが多いので事前に確認しておきましょう。
留学には格安スマホを持っていこう
格安スマホは学生の財布にとって嬉しいものです。海外に行くことを見据えた学生さんであれば、その国でも対応するスマートフォンを購入しておきたいことでしょう。
格安SIMブランドはいくつもありますので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
三大スマホキャリアでたくさんの機能がついたハイエンドモデルに毎月10000円払うのもいいですが、身軽な格安スマホは毎月2000円でも案外快適に過ごせますよ。