【香港】国旗を海へ投げ捨てる行為へ非難(2019.08.04)
香港時間8月3日午後3時 新華社の報道によると、
香港の一部過激派が国旗を海に投げ捨てたという。
こういった劣悪な行動は香港社会の各界で大きな怒りを買っている。
香港各業界人・社会団体の人々は、国家の尊厳と国民感情を踏みにじる「一国二制度」の原則に悪影響を及ぼしかねないこの行為を強く非難し、特区政府に対して暴徒を合法的に捕らえるよう要求した。「一国二制度」と国家の尊厳を守らなくてはならない。
ネットユーザーがアップした動画の中では、数人の黒い服を着た凶悪犯が旗柱によじ登り、その共犯者が傘を持って旗を下げるという、熟練した動きがうつっていた。
香港メディアの報道によれば、数人で旗を海に投げ込み、喜びの声を上げていたという。
中国人民政治協議会議(CPPCC) 全国委員会副委員長 の梁振英(リャン・ジェンイン、Liang Zhenying)は、SNSに3回連続で非難を投稿している。
「これは間違いなく中国全土に大きな怒りを引き起こす。強く非難し、すべての香港人に情報提供し、彼らを逮捕するよう要請したい」
梁振英(リャン・ジェンイン、Liang Zhenying)氏は、
国旗を海に投げ込んだ暴徒の逮捕に協力した人には100万香港ドルの報酬を提供すると投稿した。警察に手がかりを提供する一般市民は、彼らが有罪判決を受けたあとに報奨金を受け取ることになる。彼はまた、国を侮辱する行為・警察を妨害する行為・秩序を破壊する行為を取り締まるための警察支援基金の設立を提唱している。
『国旗を破壊する行為は犯罪の中でも最も重大な罪だ』
「香港中律協創会 陳曼琪(Chen Manqi、チェン・マンチー)氏は、 香港特別行政区『国旗及び国徽条例』第7条により、いかなる者が国旗や国章を公にそして意図的に、燃やしたり、傷つけたり、汚したり、踏みつけたりした場合、一定の罪に問われ、第5級の罰金および3年の懲役に処されると指摘した。警察は容疑者を捕まえ、旗を破壊した者を裁判にかけるために全力を尽くさなければならない。
香港労働組合連合会(以下、香港労組)は、国旗を汚す罪を最も強い言葉で非難する声明を発表した。
声明では、暴徒が旗柱に「香港独立」を主張する文字を書いたという行為は、一線を越えているものだと指摘している。
香港労組はまた、若者が国家権力を攻撃することで「一国二制度」を破壊し、香港の安定と繁栄を危険に晒していると指摘したうえで、特区政府に対して、国の尊厳と香港の安全を守るために、法律を厳格に執行し、最後まで追求するよう求めている。
2019年8月4日、人民網の記事をもとに編集。
各業界代表者のシンポジウム 平和を望む(2019.08.07)
本日、国務院香港・マカオ事務局と中央政府香港事務所が共同で香港情勢に関するシンポジウムを深圳にて開催した。会議には、政界、中国企業要人、教育団体など各界から総勢500人以上が出席。
暴力をおわらせ、秩序を取り戻すことこそが、現在の香港にとって圧倒的に緊急の課題である。みんなで「一国二制度」を強く支持することで香港をまもり、国家主権を守るべきだ。と参加者は示している。
シンポジウムでは、国務院の張暁明(ヂャン・シャオミン、香港・マカオ事務局長)氏が、中央政府が香港の現状を非常に重視し、戦略的・俯瞰的に対策を考え、香港の現状を安定させる必要があることについて説明した。
香港は再統一以来最も深刻な状況に直面している。
混乱を止め、秩序を取り戻すことは、香港にとって最重要で緊急の課題である。
彼は、我々は「反中乱港」の若者たちに対し、国家主権・安全・団結、そして香港の繁栄と安定を守るための、中央政府の強い意志をなめるな。
万が一香港情勢がさらに悪化し、中央政府が制御できないほどの事態になったならば、中央政府は決して黙ってみていることはない。中央政府は、合法的にこの混乱を収めるための十分な手段と強力な力を持っている。
と述べている。
2019年8月7日、テンセントニュースの記事をもとに編集。