中国に来る前にぜひ知っておきたい旅行の上での注意点。
今回は、最初に知っておくとかなりラクになる情報をお伝えします。
初めて中国に行く人や、中国の国内線を初めて使う人向けです。
空港編
チェックインは離陸の45分前まで
日本の場合、ネット上で事前にチェックインすることが可能ですが、中国では空港でチェックインをします。
私自身、wechatで航空券を購入して国内線を利用するくらいには中国の生活に馴染んでいますが、事前に入手できるQRコードが使えずかなり不便な思いをしています。
チェックインは搭乗時間の45分前までに済ませないといけません。しかしながら、中国の空港はやはり人が多いので、時間にはかなり余裕をもってチェックインに望まないと痛い目にあいます。
※中国ではないですが、私は以前クアラルンプールでチェックインカウンターにいるにもかかわらず、「時間が来たからもう乗れなくなったよ、新しいフライト買ってね」と言われた苦い経験があります。初めて行く空港で国際線を使うなら間違いなく最低2時間は余裕を持っておくべきです。
ですので、たとえどんなに安いとはいえ早朝のフライトはオススメしません。チェックインの長蛇の列で、チェックイン締切が近づくのは本当に胸がキリキリします。
セルフチェックインが使えると限らない
空港はチェックインの効率化を図り、たくさんのセルフチェックイン設備を準備しています。
日本人が「あ、チェックインできるやん」と思ってパスポートをスキャンしたところで、残念ながらコレは使えないこともあります。それは完全に中国人用です。
もちろん、航空会社によっては外国人搭乗者でもセルフチェックインができるものもあります。機械の仕様によるものなので、どこがどうとまでは明言できませんが、セルフチェックインすれば早く済ませられるだろうという考えは危ないです。
特別チェックインカウンターを活用しよう
もちろん、一般のチェックインカウンターでもチェックインは可能です。人が少なければいいですが、長い列に時間を割くのはできれば避けたいですよね。
国外の搭乗客がチェックインするためのカウンターが設けられていますので、そちらに並ばれることをおすすめします。
ただし、一般のチェックインカウンターみたいに何個も受付があるわけではありません。1つから2つあるのが一般的でしょう。
「カウンターはあるけど、人がいない」というケースもあるので、一組の渡航者のチェックインが滞ると全く前に進めません。
その場その場で様子を見て、早くチェックインが済みそうなカウンターに行くのがベストです。
空港は英語で対応してもらえる
上海でなくても、「チェックインがしたい」とか「荷物を預けたい」とか比較的シンプルなリクエストであれば英語は通じます。
なんなら、外国人が中国語で話しかけても英語で「YES」なんて返事してくることもあるくらいなので、中国語がなくても空港を凌ぐことは可能です。
コミュニケーションが不安な場合は時間に多少余裕を持ってくださいね。
低価格のフライトは時間管理に注意
他のフライトに比べて価格の安いフライトは何かしらのサービスがないことが多いです。
例えば、搭乗口から飛行機までの間をバスで移動し、飛行機の前でおりて階段を上って飛行機に乗るというケースもあります。
帰りの便の場合、到着時刻に着陸しても、その後にバスで移動して空港の構内まで移動するとなると想定してた時間と予定がずれてしまうことにつながりかねません。
お迎えなどを準備しているときには気にかけておいた方がいいかもしれませんね。
インターネット編
現地Wifiをあてにし過ぎてはいけない
中国は日本よりもWiFiが使えるといわれますが、
それが日本と同じように速いかというとまた別の話で、日本ほど速くはないです(日本のウェブサイトに国境を越えてアクセスするからということでしょうが)。ホテルやカフェなどを始めとした場所では、日本と同じでユーザーが多ければ当然動作が遅くなります。
海外用SIMカードが安くてオススメ
結論から言うと、
渡航前に店舗を訪ねてスマホのSIMロックを解除し、旅行用SIMカードをAmazonで買う方法がベストです。お金がかからず、ネットも不自由ない手段といえます。
日頃日本で格安スマホ端末を使っている人は、格安スマホ会社「IIJmio(インターネット・イニシアティブ・ジャパン)」で提供されている旅行用SIMカードを購入するのもありです。
他の格安スマホ会社でもかつてはサービスを展開していましたが、今ではIIJmioのみになっています。
レンタルWiFiを購入するなら
オススメする人
- 家族旅行やカップルといったグループ旅行者
- 旅行先でも暇なときに動画・ゲームを使いたい人
一人でレンタルWiFiを使うのは確かに便利ですが、かなり割高です。こんなお金の使い方をするなら、スマホを一台買う方がはるかにマシです。
レンタルWiFiは数人で費用を出し合ってレンタルするのに向いています。
メリット
- 自分の使用目的に合わせて容量が選択可能。
- オプションで保証やサポートなど有。
- 自分でレンタル期間を選択可能。
WiFi端末をレンタルすることのメリットはやはりサービスの柔軟性にあるといえます。
長期間でもレンタルが可能ですし、自分の好きな一日当たりであらかじめ計算できるので予算も立てやすいですね。
筆者の個人的な経験ですが、「LINE」「Google Map」くらいであれば、2~3人で旅行したところで1日600MBも使いません。確かに旅行先で何が起こるかわからないことを考えると300メガバイトだと不安ですので、筆者は600MBを選ぶこともあります。
飛行機を待つ時間などのために1GBをレンタルしてもよいのですが、それならオフラインで見られるようにあらかじめダウンロードしておく方が、コストも抑えるのにオススメです。どのみち飛行機で好きな映画が見られるかどうかはわかりませんからね。
デメリットは、空港での貸し借りや返却の手間がかかることが挙げられます。お盆など旅行者が多い時期は、空港同様WiFiレンタル業者も繁忙期に入ります。この場合、レンタル業者は空港受け取りでなく配送を推奨しているケースがあるので注意が必要です。
海外用SIMカードを購入するなら
オススメする人
- よく海外旅行・出張に行く人
- WiFiを持ち歩きたくない人
海外用SIMカードの良さはその圧倒的な低価格にあります。WiFiレンタルと異なり、1日〇メガバイトではなく、「1週間で〇ギガバイト」という販売形態が基本。
この海外用SIMカードを利用するには自分のスマホがシムフリーである必要があります。シムロックを解除するために店舗へいきましょう。筆者はdocomoユーザーでしたが、当時外出を面倒がってウェブサイトから電話で済ませようとしたことがあります。「MNP」というややこしい設定をしなければならず、却って時間をとられるので最初から店舗に行くことをオススメします。ただし、どの店舗でもしてくれるわけではありません。
この場合、「SIMロックを解除するためだけに」店舗を訪れます。
たったそれだけのためだけにどの窓口も対応してくれるわけではないので注意が必要です。あらかじめ店舗に電話をして確認することで、何軒も回るようなことがないようにしましょう。
SIMカードには上限があり、旅行終わる1週間後には月末のように通信が遅くなります。通信容量が一定ラインを越えたらスピードが落ちるのです。その上限は多くが2ギガまで3ギガまでに設定されています。もし期間が長いのであれば、期間にあわせて2枚以上購入することをオススメします。
注意点
- 海外用SIMカードには電話用とデータ通信用がある。
- もともと持っていた日本のSIMカードを現地で大事に保管する。
やはりレンタルWiFiもシムフリーも一長一短ありますが、荷物を減らすというメリットだけでもシムフリーにしておくのもいいかもしれません。海外旅行に行くのが好きな人は一度SIMロックを解除しておくと、その都度AmazonでSIMカードをポチッとするだけなので簡単便利です。
インターネット環境を選ぶとき、ギガ数と価格ばかり気になりがちですが、「テザリングが可能か?」 という点も長期滞在する人、パソコンも使用する人は忘れてはいけません。