中国は世界最大の高級ブランドを販売できるマーケットとなり、中国は世界最大の高級品消費国だといえる。そんななか、Eコマースの役割はますます重要になってきている。
先日、要客グループ(Yaok Group)によって発表された《中国高級品ECレポート2019》(以下、ECレポート)によると、
ネットでの高級品売上は2019年に2,000億元を超える見込み

2018年、中国の消費者の高級品の世界消費は1,457億米ドル(7%増)、世界の高級品市場の42%を占め、
そのうち1,073億ドルは海外ブランドで4%の伸び、国内ブランドは384億ドルで17%上昇した。2017年から大幅な回復を見せている。

しかしながら、高級品消費が勢いよく成長するのと裏腹に、消費者の購入体験はあまりいいものとはいえず、買い物が『不満足』だと感じている消費者が42%にものぼる。
購入決定を行う際、「誰もが良いと言う」といった『評価』がもっとも重視されており、価格の優先順位は三番目にすぎない。
この10年の成長を経て、世界のラグジュアリー市場における中国のシェアは11%にまで増加し、2018年に比べて1%増加した。
このECレポートによると、
中国のラグジュアリーECの全体的な評価は改善しているが、消費者は国内のECよりも海外のECに満足している。
また、ラグジュアリーECの現状にはいくつかの理由があると考えられる。 まず、安定的に商品を供給することが難しい。
特に国内ブランドに関しては、販売権を得たとしても商品の種類や価格に制限がかかっていることが多い。かといって、非公式に流通しているものを販売するというわけにもいかない。
2019年6月25日、中国日報の記事をもとに編集。